スタイロフォームATのシロアリ防除の試験報告

シロアリ被害の多い沖縄県内の試験場において、シロアリ防蟻機能の長期試験を行いました。
スタイロフォームATを使用した小屋と使用しない小屋の比較実験の試験結果報告します。

シロアリ防蟻性能の長期試験結果

沖縄県内の野外試験場で2年経過した小屋の中の変化を比べてみました。
スタイロフォームATを使用しなかった小屋ではシロアリの食害が見つかりましたがスタイロフォームATを使用した小屋では、シロアリはほとんど見つかりませんでした。

【 スタイロフォームAT 】

ほとんど食害がない




【 通常のスタイロフォーム 】

シロアリの食害あり




野外防蟻効力試験(琉球大学農学部)

試験方法:実際の家屋での使用に準じて基礎断熱施工し、24ヶ月後までの食害状況と24ヶ月後の断熱材を剥がして質量減少率を測定した。

1.食害の有無

種類 断熱材位置 発泡体の食害の有無
(1年後/2年後)
上部小屋組の食害の有無
(1年後/2年後)
XPS3種b汎用品 基礎内側 あり/あり あり/あり
XPS3種b汎用品 基礎外側 あり/あり あり/あり
スタイロフォームAT 基礎内側 なし/なし なし/なし
スタイロフォームAT 基礎外側 なし/なし なし/なし

2.発泡体の質量減少率(24ヵ月後)

種類 断熱材位置 質量減少率(%)最小-最大 質量減少率(%)平均
XPS3種b汎用品 基礎内側 4.1~22.1 11.3
XPS3種b汎用品 基礎外側 5.0~24.7 12.5
スタイロフォームAT 基礎内側 0.6~0.7 0.7
スタイロフォームAT 基礎外側 0.5~0.7 0.6