パツモル太郎
スタイロフォーム直塗り仕上げ材
基礎コンクリートの保護
スタイロフォーム 直塗り仕上げ材 パツモル太郎は、合成樹脂エマルション系薄付け仕上げ塗装で、クラックが生じにくく、工期を短縮できます。
パツモル太郎の特長
1.直塗り仕上げが可能
スタイロフォームへの直塗り仕上げが可能です。(厚2㎜程度)
一般的な左官道具で施工でき、道具使用後は水で流せます。
2.弾性があり、クラックが生じにくい
合成樹脂エマルション系薄付け仕上げ塗材を使用。90度に折り曲げても、ひび割れしません。
試験法:JIS A6909 可とう性試験
試験体の裏面に直径10mmの鋼棒を当て、塗付面を下 にして90度折り曲げた後、表面のヒビ割れを目視により確認。結果は、ヒビ割れ無し(合格)
3.工期短縮
標準塗布厚2mm程度で、住宅基礎面積であれば、追っかけ施工により1日で終了。
荷姿
パツモル太郎
直塗り仕上げ材
・20kg /ペール缶
パツモルネット
耐アルカリ性 ガラス繊維ネット
・サイズ(幅×長さ):0.16m×50m
標準塗布面積
標準塗布厚 | 塗布量 | 標準塗布面積 |
---|---|---|
2mm | 3.3kg/m² | 6m²/缶 |
主な施工道具
- 金ゴテ
- スチロールコテ(木コテもしくはスタイロフォーム)
- 仕上げコテ(ステンレス製の腰の柔らかいもの)
パツモル太郎の施工の流れ
-
1.パツモル太郎攪拌(適宜加水)
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2.下地のジョイント部にパツモルネット伏せこみ
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【追っかけ】
3.下塗り→パツモル太郎全面塗り付け(1mm程度) -
【乾燥後】
4.上塗り→パツモル太郎全面塗り付け(1mm程度) -
【直後】
5.パツモル太郎(パターン付け) -
6.パツモル太郎完成
パツモル太郎の注意事項
【施工上の注意】
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下地断熱材は、同時打ち込みが原則です。
後張りの場合、断熱材が動きパツモル太郎が膨(ふく)れたり、切れたりする場合がありますので避けてください。 -
下地断熱材表面にドロ等が付着しているとパツモル太郎が膨れます。
タワシ等でドロを落としてから施工ください。 -
不陸調整が必要な場合、パツモル太郎を塗りつけ、面を平滑にしてください。
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セパ穴等は、エチレン酢ビ系合成高分子エマルションを添加したサンドモルタルで処理ください。
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隙間がひどい場合、隙間の深さに対し、1/3以上はパツモル太郎を埋め込み、壁面にレベルを合わせてください。
充填後、パツモルネットを伏せ込んでください。 -
とくに大面積を施工する場合は、作業人工や化粧目地による分割を検討ください。
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塗り継ぎが生じる場合は、その部分に化粧目地を設けて塗り継ぐようにしてください。
化粧目地を設けずに塗り継ぐと、塗り継ぎ部分を平滑にするために塗り厚が厚くなり、クラックが入りやすくなる、施工面積が想定よりも少なくなる等の問題が生じることがあります。 -
気温が高い場合や直射日光が当たる場合は、可使時間が短くなりますので、パターン付けは塗りつけ直後に行ってください。
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施工前に必ずコンパネ等で試し塗りを行い、仕上がり・乾燥性を確認してください。
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乾燥を確認した上、塗り継ぎ時間に注意してください。
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気温5℃以下での施工は避けてください。
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工事中は周辺のほかの部材及び仕上げ面を汚損しないよう養生を行ってください。
万一付着した場合は水で洗浄ください。 -
練り水、容器、撹拌機などはきれいなものを使用してください。
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施工中および乾燥までの降雨、降雪は避けてください。
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パツモル太郎表面に着色等のために別材料を施工するのは、別材料の剥離やコンクリート余剰水によるパツモル太郎のフクレなど思わぬ障害が生じることが有りますので避けてください。
【使用上の注意】
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使用後の器具はお湯または水にて洗浄してください。
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ロットにより多少のバラツキがあります。
【安全上の注意】
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取扱中はできるだけ皮膚に触れないようにし、必要に応じて保護具を着用してください。
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目に入った場合は、ただちに清浄な水で最低15分間、目を洗浄した後、直ちに眼科医の手当てを受けてください。
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皮膚に付着した場合は、大量の水及び石鹸又は皮膚用の洗剤を使用し、十分に洗い落してください。外観に変化が見られたり、痛みがある場合は医師の診断を受けてください。
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蒸気、ガス等を吸い込んで、気分が悪くなった場合は、空気の清浄なところで安静にし、医師の診断を受けてください。
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室内で使用する場合は換気を十分にとってください。
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飲み込んだ場合は清浄な水で口をよく洗浄し、直ちに医師の手当てを受けてください。
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取り扱い後は頭、手、口等を十分に洗浄ください。
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子供の手の届かないところに保管ください。
【保管上の注意】
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製品湿気・凍結・直射日光を避け、気温5℃以上40℃ 以下で保管ください。
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開封した材料は早めに使い切ってください。
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製造月日より1年以内に使用してください。
【運送上の注意】
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漏出を避けるため、容器の損傷がないことを確かめ、転倒・落下・損傷がないように積み込み、荷崩れ防止を確実に行ってください。
【廃棄上の注意】
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産業廃棄物として、適切な処理をしてください。