スタイロスプレーフォームC
冷凍・冷蔵倉庫用
吹付け硬質ウレタンフォーム
冷凍・冷蔵倉庫用のノンフロン&ノンホルムアルデヒドで、環境に優しく断熱性に優れた吹付け硬質ウレタンフォームです。
スタイロスプレーフォームCの特長
1.高い断熱性能
熱伝導率は 0.022[W/(m・K)]ですので、従来のB種(代替フロンを用いた耐力性吹付けウレタンフォーム)品と同等の断熱性能を有しています。
2.環境への配慮
ノンフロン HFOガス使用。
ノンフロン&ノンホルムアルデヒドで環境に優しい製品です。
3.目地のない断熱層
連続した断熱層を形成しますので、熱損失も少なく、優れた断熱効果が得られます。
4.優れた温度適応性
倉庫内温度-30℃~10℃まで幅広い温度帯に対して使用が可能です。
5.施工期間の短縮
スタイロスプレーフォームCは、配管廻りや防熱扉廻りなど複雑な形状にも吹付けができ、工期の短縮・人件費の削減に寄与します。
2020年までに脱HFCへ
地球温暖化への影響が大きいとされるHFC(ハイドロフルオロカーボン)の生産量の段階的な規制が進んでいます。現場発泡ウレタンは2020年までに発泡剤HFCガスの全面廃止とする方針が決定され、新たなる発泡剤HFOガスを使用した硬質ウレタンフォームへの切り替えが求められています。
※HFO(ハイドロフルオロオレフィン)はHFO-1233zdを差します。
HFOガスの特長
スタイロスプレーフォームCの発泡剤は、オゾン破壊係数 (ODP) と地球温暖化係数 (GWP) の値が極めて低いHFOガスを使用しています。従来のHFC ガスに比べ地球温暖化係数は1000分の1程度の環境に優しい新発泡剤です。
発泡剤 | HFO 1233zd | HFC 245fa | HFC 365mfc | HFC 134a | CO² |
---|---|---|---|---|---|
オゾン層破壊係数(ODP) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
地球温暖化係数(GWP) | 1 | 1030 | 794 | 1430 | 1 |
- ※2020年までに廃止予定。
- ※GWP(100年値)はIPCC第4次レポートの値を記載(HFOのみ第5次レポートの値を記載)
スタイロスプレーフォームCの物性
単位 | 物性値 | JIS規格 | 試験法 | |
---|---|---|---|---|
圧縮強さ | kPa | 170以上 | 170以上 | JIS A 9526 |
熱伝導率 | W/(m・k) | 0.022 | 0.026以下 | JIS A 9526 |
接着強さ(合板) | kPa | 100以上 | 100以上 | JIS A 9526 |
透湿率 | ng/(m・s・Pa) | 4.5以下 | 4.5以下 | JIS A 9526 |
燃焼性 | sec. | 120以内 | 120以内 | JIS A 9526 |
燃焼性 | mm | 60以下 | 60以下 | JIS A 9526 |
- ※JIS A 9526による。